TEAM-MITEI の nine-two氏は27日、XOPS ONLINE の最新バージョンとなる 1.9 をベクターに送信し、近日中に公開される予定であることを発表した。XOPS ONLINE 1.9 は開発終盤で一度誤って破棄されてしまい開発の進行を危ぶむ声が上がっていたが、気合いで作り直した模様だ。
XOPS ONLINE の最新版は慣例的に同氏のウェブサイト上で公開されることが多かったが、今回のバージョンはベクター上で公開されるため、ベクターの承認・更新作業が終わるまではダウンロードできない。
今回正式公開の場にあえてベクターを選んだ理由について、同氏は発表の中で「ベクターである程度のダウンロード数があると人目に付きやすくなりプレイヤー数が多少増える可能性がある」
と述べており、XOPS のプレイ人口減少を懸念していることを示唆した。
詳細な変更点は実際にダウンロードできるようになるまで不明だが、同氏は主要な変更点として以下をあげている。
- ネットワーク関連処理の排他制御修正 (timeout 等の通信切断が改善)
- ネットワーク通信を改善したものと思われる。
- Alt キー等を押しても停止しないように
- 今まで「うっかり Alt キーを押してしまう」⇒「error! disconnect」という事態が時々見受けられたが、これが改善されたものと思われる。
- リプレイ機能を改良 (tsay も記録する。再生時に F9 で最初から再生、F10 で次のゲーム終了まで飛ばす)
- 要望の高かったリプレイ機能の拡張。次のゲーム終了まで飛ばせるようになった点は大きな改善だが、以前のバージョンのリプレイデータとの互換性が気になるところ。
- チート対策追加等
- 一時的かもしれないがチーターの減少に役立つと思われる。
- view コマンド改良 (サーバーでは設定がずっと継続、クライアントではカメラ移動)
- 今までクライアント側に view コマンドが用意されていなかった。自分が死亡した後に残りの仲間を見守りやすくなったのは改善点だ。
- クラン戦向けの機能を統合 (clan コマンドで切り替え)
- 今まで別ファイル (1.8c) として用意されていたクラン戦向け機能 (wish 選択記憶、マップ順番制御) などが統合されたものと思われる。
- 環境識別値の算出方法変更 (当然、以前のバージョンの識別値とは異なる)
- 心ないユーザが公開した「ENVID 変更ツール」なるものを受けての措置だと思われる。
- 最大プレイヤー数を 14 人に拡張
- 地味に今回最大の変更点かもしれない。最大合計 14 人、つまり各チーム 7 人になった。
- マップ/ミッション改良 (マップは MAZE のみ少し変化、他は 14 人化の対応やバランスの調整等)
- これは実際にダウンロードしてみるまで何とも言えないが、MAZE がどのように変更されたのかは気になる。
- その他、細かい修正や改良等
- こちらも実際に試さないとわからないが、0.97ft の変更点が適用されているのかもしれない。